2016年03月06日

上を見据え、下から積み重ねる。リーダー=結果論なのでは?という話。

2月18日〜21日、福岡市の九州大学箱崎キャンパスへOneness Asia Leaders Summitなるイベントに参加してきました。
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安倍首相から祝電が届いていたり、一億総活躍担当・加藤大臣の講演ではSPが付いていたりと、なかなか豪華な感じ。笑

ちなみにこのイベントのコンセプトは「アジアの時代を見据えた“Leader of Tomorrow”たちが集う場へ」。
既に各分野で活躍されているゲスト講師からお話を聞きつつ、約20か国・400名の学生達で2050年のアジアをどう創っていくか考えましょうというものですね。

まぁつまり学生側はどちらかと言うと「リーダーになりたい人」が多かったわけですが、そもそも”リーダー”って何でしょう?
イベント後、参加者さんの一人がFacebookで上げていた投稿がとても共感したので一部引用しておきます。

『次世代のリーダーとは何か』
Onenessに参加して、参加者の夢とかを聞いていると、"Happiness"とか"世界を笑顔にする"とか"Innovationを起こす"とかが割と多かったような気がします。確かに大事です。是非夢を叶えていって欲しいと思います。
でも、もっともっと自分の足元を見て欲しい。初日の立食パーティーで捨てられていく食べ物。時間が無いからと言ってゴミ箱に捨てられていたお弁当。完璧なんて無理だから、大規模なイベントになるとそういう部分に目をつぶらなきゃいけない時もある。わかっています。でも、ゴミ箱がすぐそこにあるのにコンタクトレンズのゴミを置いていき、誰かが捨てる。(今回はたまたま自分が捨てました。)これがリーダーなんでしょうか。
自分にとってリーダーとは、やっぱり人々の見本であるべきだと思います。優秀な指揮官よりも優秀な掃除のおばちゃんであれ。いま勝手に作りました。そういう1つ1つのことを背中で教え、それについてくる優秀な人も真似をする。そうやって問題は解決されていくのではないでしょうか。例えば、誰かのためのHappinessを達成したとしても、リーダーのちょっとした甘い行動で、誰かがUnhappinessを感じる。これって全く意味ないと思いませんか?


食料問題に関して最近は途上国のみならず、日本でも6人に1人が貧困であると言われ社会問題として取り上げられつつあります。
なので後述されていた「食糧問題を解決したいならまず、残さず食べましょう。結局、その小さな積み重ねが世界を動かすんです。」という彼の意見には僕も100%同意見です。

もちろんリーダーも含めて完璧な人なんていないので、全てを求めるわけではないです。
でも、やっぱりいくら立派なことが言えても人(リードする相手)が付いて来てなかったらリーダーも何もないのではないでしょうか。

人は行動で定義される

「人は行動で定義される。」これはとある社会人さんから教わった言葉ですが、対人関係における本質だと僕は思ってます。
人から信用・信頼してもらえるかどうかっていうのは結局、挨拶が出来るかとか約束を守れるかとか、行動に対する評価で決まりますからね。

そして当然、これはリーダーに限らず全ての人に当てはまります。
「行動してる」って言うと「活発に動いてる」って意味になりがちですが、落ちてる空缶を拾って捨てるとか電車で席を譲るとか、ちょっとした行動でも人の評価って変わるもんです。

リーダーの条件

一昨日、「職業としてのプロ経営者」って本を読んだのですが、"リーダーの条件"としてこう書いてありました。

・定義:付き従う者がいること
・必要な条件:リーダーになる意志を持っていること。
・リーダーシップを有効化するために必要なこと:自分の発する言葉のインパクトを知っていること、信頼関係を築くこと、学習し続けること。

ちなみにこの本では31名のプロ経営者さん(スカウトされた各企業で業績を立て直す専門職のようなポジション)に対するインタビューがあるのですが、いくつかある共通項の中で面白いものがあって。

・普通のサラリーマンからスタートしてプロ経営者になっていった。つまりリーダーになろうと目指すのではなく、結果としてリーダーになったこと。

「いや、リーダーに必要な条件(リーダーになる意志を持っていること)と矛盾してるやん笑」って思ったんですけど、そうじゃないんですよね。
要は、リーダーを志すのは大事だけど、現実として出来ることは結局「目の前のことをどれだけ大切に積み上げられたか」なんです。

最前線から何を学ぶか

リーダーの条件って、「Think Globally , Act Locally.」と発想が似ている気がしますね。
僕の活動エリアはあくまで地域ですが、たまにこういうイベントにも出るのはやっぱり「最前線を見ることで時代や社会の流れが俯瞰できると思っているから」です。

実際、各分野で活躍されている方々の講演はとても面白かったです。
特に僕は「教育」の分科会目当てで参加したのですが、講師の藤原和博先生は「集団向けから個人向けへ」と変化するビジネスの流れを引き合いに、今後社会から求められる能力(情報編集力)について教えてくださいました。
変人や変態と言われる皆さん、安心してください。これからは稀少性が武器になる時代ですよ。笑

まぁあと「最前線を見ること」に関して、"企業"も同じことが言えるのではないでしょうか。
例えば中小企業の多い岐阜では特に、大企業って「つまらない」等ネガティブな対象として挙げられたりします。
でも僕はむしろ、中小企業の成長のためにも大企業から学べることって確実にあると思ってます。

何故かって、今は大企業と呼ばれる企業も昔は零細企業・中小企業からのスタートだったはずだからです。
大企業の成長要因(成功要因)。つまり大企業がどうやって今まで成長してきたのかを分析することで、道筋が見えることってあるのではないでしょうか。

同じように、地域活性化にせよ途上国支援にせよ、何かをリードしたいならそのヒントは最前線にあると僕は思っています。
そして最前線は見据えつつ、周りを巻き込みつつ下から積み上げていくようなリーダーになりたいですね。

今回のOneness Asia Leaders Summitでは面白い学生、意欲のある学生に多く会えてとても楽しかったです。
そして何より数年後、10年後、30年後‥今回の会議で出会えた人達と、またそれぞれが積み上げてきたものを基にして未来に向けた話しが出来たら、それ以上にワクワクすることは無いなと感じます。
是非また、お会いしましょう!

(オマケ)地方創生の最前線:福岡市

はい、ここからはリーダーの話関係ありません。笑
地方創生を目指す人向けのオマケです。

今回このイベントで福岡へ行くことで偶然か必然か福岡市の話も聞いたわけですが、僕は「福岡市こそが地方創生のゴール地点だ」と思いました。

地方創生のゴールは「住みたい街」だというのは、前回の記事でも書いた通りです。
そして福岡市がなんと、住みやすい都市ランキング日本1位どころか世界でもベスト10(アジア2位)だそうで。
「最前線を見ること」とか偉そうに言っておきながら、全然知りませんでした。笑←

現に、人口減少している日本とは裏腹に人口増加率が政令市中1位。
そして若者率、女性若者率も1位だそうです。
数字だけでなく、実際街を歩いてみると結構な頻度で子どもを見かけてビックリしました。

更に住みやすいだけでなく、ビジネス環境も整っています。
国から国家戦略特区に指定されており、福岡市では「グローバル創業・雇用創出特区」として創業支援や雇用創出に取り組んでいるとのこと。

プレゼンは福岡市特区部長の方がされていたのですが、これは直接質問するしかないと名刺交換してもらい、メールで質問したところすごく丁寧に答えてくださいました。
更には「福岡市としても若者のチャレンジを応援したい」と、PDFデータまでいただきました。イケメンすぎる。。

ちなみに質問した内容は、
@福岡市は大学が多いから若者が多いとのことでしたが、流出の有無+要因は?
A福岡市は全国平均より出生率が高いが、妊娠・出産もしくは育児などにおいてどういったサポートが実際に功を奏していると分析しているか。

という2点。ここに書くと長くなるので、気になる方はFacebookでもTwitterでも個別メッセしていただければと思います。
では。


[追記(3/8)]
なんだかんだ需要があったみたいなので、書いときます。笑

Q1. 福岡市は大学が多いから若者が多いとのことでしたが、流出の有無+要因は?

A1. 大学生が就職の際に市外,九州以外の東京圏などへ流出しているとのデータあり。

ただし短大生や専門学校生、高校生の就職を含めると少し違う可能性があって、最近では住みやすさや求人状況の改善などにより、市内で就職する学生が増えている傾向あり

Q2. 福岡市は全国平均より出生率が高いが、妊娠・出産もしくは育児などにおいてどういったサポートが実際に功を奏していると分析しているか。

A2. 福岡市では子どもが健やかに育ち、安心して生み育てられる社会づくりに取り組んでいる。

(具体的な事業を並べる前に結論から言うと、結構色々やられていて決定的な何かがあったというよりは数を打ったという印象でした。
ちなみに量で攻めるというのはある意味、一番有効な方法だったりします。

「マンガでわかる心療内科」でお馴染みのゆうきゆうさんも、「思い付いたことは全部やれ」と言ってますね。
参考:思いついたことは「全部」やれ!〜ショットガン・アクション )

ということで、子育て関連で来年度から行う予定の事業が以下の通り。

○休日保育、病児・病後児デイケア事業などの多様な保育サービスの充実
○潜在保育士の再就職支援など、保育士の人材確保に向けた取り組み
○教育・保育に関する情報提供や助言を行う子育てコンシェルジュの増員
○こども総合相談センターの児童福祉士増員など、支援体制の強化
○保育ニーズの高い博多区で、特区の規制緩和を活用して公園に保育所を設置

増員などの強化要素が多いということは、おそらくサービスの数自体は既に住民が満足するレベルまであるんでしょうね。。いやー、凄い。。笑

また2人の子育てをしてる特区部長さん個人の感想としては、子育て環境も含めて「住みやすい街」だと実感しているとのこと。

・物価が安い
・教育環境が整っている
・自然が身近にあり、休日に子ども達と楽しく遊べる
・通勤時間が比較的短いため育児の時間が取れる
などなど。

こうして理由を見てみると、岐阜も頑張れば第2の福岡市となれる可能性はあるのではないでしょうか。
そして僕個人として出来るのは、やはり教育環境の部分を民間の立ち位置から増やすことですかね。頑張ります‥!

(以下、参考書籍)

内容:■プロ経営者=成長意欲があれば、10年後を見据えて考えるべき選択肢
既存の企業に新入社員として入社し、社長を目指しても気の遠くなるような時間がかかる。
しかも、経営者になれるのは、ごくごく一部だ。
ほとんどの人は順番待ちをして、責任あるポジションにつかないまま会社人生を終えていく。
優秀な人が真の力を発揮し、「社長」になるための第3の道として「プロ経営者」を提唱する。

■社長とはザ・ラストマン
プロ経営者は生え抜き社長とは異なり、
業界のこと、会社のことを知らない、いわゆる「素人」「よそ者」として会社に入ってくるのが大前提となる。
短期間で状況を把握し、判断が下せるような鋭いラーニングカーブが求められる。
どっぷりと会社や業界の慣行にしたがって、他業界や世の中の動きとも無縁のような働き方とは対極にある。
成長戦略を描き、V字回復を行うことが予め義務づけられているのだ。

■31名のプロ経営者を徹底分析
主に40代の若手プロ経営者31名へのインタビュー結果とその徹底分析から、
リーダーシップを自ら育てるためのヒントを抽出。
GE、IBMをはじめとしたリーダーシップ教育にも触れながら、
経営者というプロフェッショナルな職業にどうしたらなっていけるのか、
パーソナル・リーダーシップの育て方など縦横無尽に語りつくす。

■サラリーマンは圧倒的に経営者やリーダーになるための「練習」が少ない
一般のビジネスパースンは、社会人3~4年目=20代後半からは仕事に慣れ、だんだんと「楽」をするようになる。
今回インタビューに応えてくれたプロ経営者たちはみな、そこでさらに成長曲線を上方に修正した経験をもっていることがわかった。
より難易度の高い仕事に自ら好んでチャレンジしてきた人たちである。

本書は、より高いキャリアを目指したい中堅ビジネスマンをはじめ、
入社早々の若手、学生、プロ経営者を迎えたい経営者、
これからの時代のリーダーシップを学び自分と組織を高めたい方はいますぐに読むべきです!
私自身、これからのキャリアについて考えはじめました(編集担当より)

内容:【堀江貴文氏、古市憲寿氏絶賛! 】

「時代の本質を捉えてる。いま働くって、こういうこと。」(堀江氏)

「今すぐこの本を、教科書として全国の学校に配って欲しい。今すぐに! 」(古市氏)

* * *

《10年後の未来を生き抜くために、あなたの働き方をアップデートする白熱講義25講》

21世紀になって、はや15年。
日本社会は「成長社会」から「成熟社会」へ、大きな変化を遂げました。
旧態依然とした価値観では、もはやこの新しい時代を生き抜いていくことは難しく、
私たちの働き方を、社会の変化に合わせてアップデートさせる必要があります。

20世紀の「成長社会」の特徴は、ひとことで言えば「みんな一緒」という感覚が強かった社会。
それに対し、現在の「成熟社会」とは、「それぞれ一人一人」に細分化されていく社会です。
21世紀になり、人々は分断され、価値観は多様になり、社会は複雑化してきています。

「状況がさまざまに異なり変化する、「正解」なき「成熟社会」では、
自分の頭の中で知識・技術・経験のすべてを組み合わせ、それぞれの状況に合わせて、
自分も他者も納得できる「納得解」を導き出す「情報編集力」が必要です。」

本書では、リクルート社フェローから民間人校長へと転身し、
教育界に前代未聞の変革を巻き起こし続ける藤原和博氏が、
21世紀の「成熟社会」を生き抜くための働き方を講義します。

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成功も失敗も自由に許された環境と、子ども達が自発的な"遊び"の中で「夢や希望を持ち、その実現のためなら困難にでも立ち向かう力」を育みたいと考えています。

マーブルタウンはドイツのミニミュンヘンを参考とした、期間限定で出現する仮想都市。
2014年時点では日本全国の約80箇所で確認されている「こどものまち」事業の一つです。
参加者(国民)は小学生全学年を対象としています。

【実行委員会の目的】
@子どもの「生き抜く力」を引き出すために。
A街ぐるみで子どもを育む環境を創るために。
B岐阜を「日本一の共育都市」へ。

<ホームページ>
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posted by すみた りょう at 02:19 | Comment(0) | 社会をより良く | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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